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もめんたりー・リリィ

荒廃した世界で出会った少女たちが、戦いと食事と日常を重ねながら、今この瞬間を生きていくオリジナルアニメです。

What Is It?

どんな作品?

『もめんたりー・リリィ』は、ロボット的な敵との戦いがある一方で、タイトル通り「一瞬のきらめき」や「日常の温度」をかなり大事にしている作品です。荒廃した世界を舞台にしながら、少女たちが食事を作り、笑い、ぶつかり、少しずつ関係を結んでいく流れが中心になります。アクションと日常、SF的な不穏さと料理の温かさが同居しているので、設定だけを見るよりも、画面のテンションやキャラクター同士の距離感を味わうタイプの作品です。

Original Source

原作と成り立ち

GoHandsと松竹による完全オリジナルTVアニメです。漫画原作やライトノベル原作ではなく、アニメ制作側から立ち上げられたオリジナル企画として整理できます。

Production

制作スタッフとスタジオ

原案はGoHands、原作はGoHands×松竹。総監督・キャラクターデザインは鈴木信吾、監督は工藤進と横峯克昌、脚本は八薙玉造。アニメーション制作はGoHandsです。映像表現、キャラクターデザイン、アクション、音楽を含めて、GoHands色の強いオリジナル作品として構成されています。

Yurari Note

壊れた世界で楽しい瞬間を作り直す

私はこの作品を、終末世界のサバイバルというより「日常を失った場所で、もう一度楽しい瞬間を作る話」として観るのがしっくり来ました。GoHandsらしい情報量の多い画面や動きはかなり個性的で、合う合わないは分かれます。ただ、少女たちが戦いの合間に料理を作ったり、くだらない会話をしたりする時間には、世界が壊れても生活は続くという妙な強さがあります。派手な設定を追うより、キャラクターたちの一瞬の表情や空気を拾うと楽しい作品です。

Good Points

見どころ

GoHands制作らしい、色・カメラワーク・アクションの主張が強い映像表現が大きな特徴です。

ポストアポカリプス的な世界観と、料理や会話を中心にした日常描写の組み合わせが個性的です。

河津ゆり、霞れんげたち少女同士の関係性が、戦闘よりも作品の温度を作っています。

Before Watching

観る前の注意点

映像表現のクセが強く、一般的な日常アニメや王道SFを期待するとかなり好みが分かれます。

世界設定や状況説明を整理して追うより、雰囲気とキャラクターの感情を受け取るタイプの作品です。

終末世界や敵との戦闘描写があるため、完全な癒やし枠として観ると温度差があります。